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■設計監理料について
 建物の用途、規模、構造、難易度、その敷地特有の規制(開発申請、宅地造成規制区域、日影規制、河川法による規制区域)などによる申請業務
の有無などにより異なりますが、一般的には、施工者の請負金額の10%程度になると思います。2000万〜3000万程度の住宅であれば、国の告示による算定方法で、計算してしまえば、13〜15%くらいになってしまいます。実際には、まじめにやればそれくらい頂いて当然なことをしているのですと胸をはって言えるのですが、現実は、お話合いと十分な理解を頂いた上、住宅の場合ですと、建築請負金額の5000万円くらいまでは10%程度、8000万円くらいで9%、一億円くらいで8%程度で
きめさせていただいております。基本設計完了時に20%、実施設計完了時に50%、建物完成引き渡し時に30%ですがこれもお話し合いによりきめさせて頂きます。
■どこまで面倒をみてもらえるの?
 私が携わらせていただくのは、家づくりの最初から最後まで、そして完成引き渡しで終わりではありません。建物がなくならない限り、私の命がなくならない限り、あなたの建物に関するアドバイザーとして、何でも相談屋としていることができるのです。どこか調子が悪いときけば、いてもたってもいられず、すぐに飛んでいかなくてはという気持ちになります。何年経ってもこころが残っているのです。近くにゆけば、のぞき込みにいきますし、見てきた人がいれば、どんな感じだった?と聞き、結局、自分の子供と一緒なのです。何年経ってもいろいろな相談(ほんのささいな事でも、勝手にやってもいいですよ。と思うことまでも)が持ち込まれるのは、うれしいことです。いままで設計監理させて頂いたクライアントのなかで、だれひとり顔向けできない人はいないと胸を張って言えることが私の財産であり自慢なのです。天職だと思っています。

いよいよ、私もこのホームページをアップロードするころには40才の大台に乗ってしまいます。未来の設計界のためにも、そろそろ若い人も育てていかなくてはならないとも思っていますが、自分自身まだまだ未熟です。一生勉強のような世界です。またいつも押しつぶされそうな重圧とプレッシャーと重すぎる責任を背負っている仕事です。自分の子供にはさせたくない仕事です。毎日のように午前様生活で家族にも迷惑をかけます。家族の理解と協力があるからこそ思いっきりできる仕事です。でも、それ以上の何ごとにも替え難い、よろこびを得られる仕事なのです。
■施工者はどうやって決めるのか?
私の方から施工者を指定することはございません。あなたのお目当てのところがあればそこでかまいませんし、一般的には、入札にして3社から5社の見積りをとって、実施設計図面と照らし合わせながら、見積り落としがないかとか、それぞれの単価は適正なものかどうか、それぞれの会社の経営状態や、保証内容、などを細かく調査比較し、あなたの意見を聞きながら総合的に判断を下し、あなたにアドバイス致します。もちろん最終決定権はあなたです。

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